問題の起きるパターン
SharePointの新規作成画面を「Power Appsでカスタマイズ」を行ったときに添付ファイルを編集できない問題に遭遇します。
このパターンに当てはまらないか、添付ファイルを編集する必要がないときは、関係のない話となります。
Power Appsで作成したカスタムリスト新規作成画面
SharePointの新規作成画面はここから変更できる。
Power Appsで編集後、公開することでカスタムリストに適用されます。
公開された新規作成画面がこちら。
SharePoint既定の新規作成と異なるところ
次にデフォルトとPower Appsの画面を見比べてみましょう。
そもそも画面が違うことが分かります。
リスト作成後、添付ファイルを編集できない問題
Power Appsの新規画面では添付ファイルの編集が出来ないため、
リストの作成後、添付ファイルを直に編集したい場合、問題となります。
検証結果です。
例えば、仕組みの作りこみを行う際にPower Appsを利用せざるを得ない場面が発生することがあります。その際、リスト作成後に添付ファイルの編集を行う場合、
- 添付ファイルをダウンロード
- 添付ファイルを編集
- 添付ファイルを入替え
といった作業が発生してしまい、ユーザー負荷が高まってしまいます。
編集が必要な場合の回避策
独立したキャンバスアプリを作成することでこの問題を回避できます。
もう少し詳しく説明すると、SharePointの新規作成画面から「Power Appsでカスタマイズ」ではなく、Power Appsから直接、画面を作成し、それをユーザーに使ってもらうということです。
このページを見ている方は、何らかの理由でPower Appsを利用せざるを得ない状況で、かつ、添付ファイルの編集をする必要がある方が多いと思います。そういった方にはこの方法はおススメです。
Power Appsの画面の作成方法についてはこちら
まとめ
私がハマったパターンですが、新規作成画面で別のリストから項目を設定するような方法をとる場合は、Power Appsを利用せざるを得ないことがあります。
そのようなときには、Power Appsのキャンバスアプリを別建てで作成することで、メンテナンス性を高め、ユーザビリティの高いアプリケーションを作成できるようになります。